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腰の痛み、何年我慢していますか?
あなたはどのくらいの期間、腰痛に悩んでいますか?1ヶ月ですか?半年ですか?1年ですか?
私は名古屋でひとしお整体という整体院を経営しています。先日来院された、60代の女性のお客様への問診の際、どのくらいの期間、腰痛に悩んでおられるかお聞きしたところ、「何年も」とお答えされました。年数は覚えていないほど長いということのようです。
スーパーで食料品の搬入をやられているので、豆腐や牛乳といった重いものも持つことが多いそうで、とても大変だそうです。そのお仕事は何年しておられるのかお聞きしたところ、21年されているそうです。
そこで、そのお仕事をされてから何年目くらいから腰が痛くなられたのですか?とお聞きしたら、「仕事を始めて4〜5年目くらい」とのことでした。つまり、腰痛に悩まされてすでに15〜16年くらい経過されているということになります。
もう一度お聞きします。あなたはその腰の痛み、どのくらいの期間悩んでいますか?
腰痛は日常の習慣から
腰痛の原因は様々です。その人一人一人の生活習慣によってもその原因は違ってきます。日常から腰痛改善や予防のストレッチなどをしていくことはとても有効です。
(1)今日お伝えしていくストレッチ法は、以下に効果があります。
- 腰痛改善と予防
- 坐骨神経痛の改善と予防
- 腓(こむら)返りの改善と予防
(2)このストレッチを行うタイミング
- お風呂上がりの体が暖まった時に行うと効果があります。
- 夜寝る前に行うことで、夜中に腓(こむら)返りになってつらいという方の予防となります。また、朝起きた時に腰が痛くて辛い、という方にも効果があります。
- 朝起きた時にストレッチを行うのも効果があります。
ただし、腰の痛みがひどい時には無理をしないでください。
毎日できる簡単なストレッチで腰痛予防
3-1.大臀筋から腿の裏側を伸ばすストレッチ
- 真っ直ぐ立って、両足を肩幅に開く
- 左足(右足)を前に右足(左足)を後ろに
- 足の間隔を30〜40センチにする
- 右脚(左脚)の膝を曲げる
- 左脚は伸ばす
- 上半身を真っ直ぐ、背中を伸ばして前に倒す。横から見ると体を「く」の字に。顔は真っ直ぐ前を向く。
※ ポイント
・体重は両足に均等にかける。
・真っ直ぐにしている前脚の裏側が伸びます。
・呼吸を止めないこと
このストレッチで前の脚のお尻の付け根から腿の後ろ側がジワーっと伸びる感覚があれば、正しい姿勢です。
さらに強めるには足首を上に上げます。ただし、痛くなる人は無理しないでください。
大臀筋から腿の後ろを伸ばすことで、腰痛の原因となる筋肉を伸ばすことになります。また、ふくらはぎを伸ばすことで腓(こむら)返りの予防になります。
3-2.大臀筋から腿の裏側(外側)を伸ばすストレッチ
次に前の足を外側に倒して3-1と同じ動作をします。これによって、腿の裏の外側を中心にじわーっと伸ばすことができます。
腿の裏側と外側には坐骨神経が通っているので、真後ろと横を伸ばすことで坐骨神経痛の改善と予防にも効果があります。
初めてやる時は難しく感じるかもしれませんが、何回かやっていると次第に慣れてきます。慣れるまでは動画を何度も見て練習してください。慣れるとそんなに難しく無いので、是非毎日行ってください。毎日行うことで次第に効果が上がっていきます。
腰痛改善と予防は毎日の生活の中で行うことがとても大切です。是非、試してみてください。